平成15年度「世界エイズデー」キャンペーンの実施について
12月1日は「世界エイズデー」です。毎年、この日を中心とした様々なエイズ予防キャンペーンが世界的に実施されております。
UNAIDS(国連合同エイズ計画)の推測によると、2002年末現在の全世界におけるHIV感染者は4200万人で、そのうちアジア・太平洋地域の感染者が約20%を占めるといわれています。さらに今後、国際社会が世界規模での予防対策をとらなければ、2002年から2010年の間に新たに4500万人がHIVに感染し、その40%以上がアジア・太平洋地域で発生するだろうと考えられております。
こうした予測がなされる一方で、わが国におけるHIV感染も相変わらず増加傾向にあります。特に、平成14年の新規HIV感染者の約98%ま
でもが性的接触によるもの(※感染経路が不明なものを除く)(エイズ発生動向委員会より)である事実が示すとおり、性感染症対策との連携のもとに正しい知識の啓発に努め、「コンドームの適正な使用」など個人個人の実際の行動に結び付けていくことが何より重要であることはいうまでもありません。加えて、今まさにその意志決定能力の形成過程にある青少年において、「性の低年齢化」「人口妊娠中絶の件数やクラミジア等罹患率の急上昇」など"HIV感染が流行する環境ができつつある"現状を危機的な状況として直視し、これまでのような一般的な予防知識の啓発にとどまらない、青少年及び青少年を取り巻く世代に具体的なメッセージを直接届け、HIV感染を「自らの問題」としてとらえてもらうきっかけとなるような取組みを積極的に進めなければならないと考えております。
そこで、厚生労働省と財団法人エイズ予防財団では、様々なアプローチにより、出来る限り多くの方へメッセージを発信するため、タレントの飯島愛さんを迎えてのトークショーをはじめとしたキャンペーンを展開することといたしましたのでお知らせします。
◆ 「世界エイズデー」イベント(街頭キャンペーン)の実施 ◆
(街頭キャンペーン全体の詳細はこちらをごらんください)
| ア. | 学校教育の面からエイズ対策に取り組む文部科学省 |
| イ. | 地域における普及啓発や検査相談事業の中核としての役割を果たす自治体 (=新宿区保健所) |
| ウ. | 青少年・同性愛者などといった個別施策層へのアプローチに関して多くの事例 や手法を持つNGO (=ぷれいす東京、RAINBOW RING) |
| エ. | 独自のイメージ戦略で多様な活動を展開する民間企業(=LEVI'S、ザ・ボディショップ、MTVジャパン、Girlsguard) |
| [1] | 「おしゃべりコーナー」設置、パネルやパンフレットの展示: ぷれいす東京 *「おしゃべりコーナー」 ステージを見て、「もう少し情報を知りたい」と思った方が気軽にテントを訪れて話ができるように「おしゃべりコーナー」を設ける。ぷれいす東京の担当スタッフが対応。 |
| [2] | 予防啓発グッズの配布、啓発パネルの掲示: 新宿区・・・クリアチーボス(NGO)協力のもと |
| [3] | リーフレット配布: 文部科学省 |
| [4] | 予防啓発グッズやポスターの掲出: リーバイス、ボディショップ、MTV |
| [1] | Safer Sex Show:コミュニティ・アーティスト達によるパワフルかつユーモラスなパフォーマンスを通した予防啓発 |
| [2] | ビジュアルメッセージ:CONDOMing!!:海外の映画やドラマに登場しているコンドームシーンや台詞を集約した映像を放映 |
| [1] | RAINBOW RING(「デリヘルボーイ」)による配布 *「デリヘルボーイ」(DELIVERY HEALTH BOY) "健康を配達する"の意味。新宿二丁目のバー、ハッテン場やクラブパーティなどにコンドームや啓発用ポスターなどを配達するため、RAINBOW RINGの呼びかけで結成。 |
| [2] |
ボランティアによる配布: LEVI'S、ザ・ボディショップ、MTVジャパン、Girlsguard |
◆ その他キャンペーンの実施 ◆
例年行っているポスターやリーフレットの作成に加えて、多種多様な媒体を活用した"メディアミックス"の手法を採用するなど、国民の啓発広報への接触機会を出来る限り増やし、幅広くメッセージが届くよう努める。
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(1) 内容: |
青少年に対する普及啓発を目的として、「世界エイズデー」ポスターのデザインを公募するもの。これまでの対象である全国の小・中・高校生に加え、今年度から新たに「一般の部」を設置し、特に高校生及び一般については、「自らの問題」として考えてもらうため「自由テーマ」の枠を設定した。 |
| (2) 応募数: (計1,136点) |
小学生257点、中学生575点、高校生257点、一般47点 |
| (3) 結果: | 各部門ごとに最優秀賞1点、優秀賞2点、佳作3点を決定(有識者の審査による) うち、「中学生の部」における最優秀賞作品が今年度のポスターとして採用された。 |
| (4) 表彰式: | 11月30日に新宿で行われる街頭キャンペーンにおいて、各部門最優秀賞受賞者の表彰式を行う。(プレゼンターは飯島愛:敬称略)。 |
| (1) | 放送日:平成15年「世界エイズデー」(12/1)の前後(1時間番組) |
| (2) | 放送局:全国のコミュニティFM放送局(150局) |
| (3) | 制作:財団法人エイズ予防財団 |
| (4) | 協力:全国コミュニティエフエム協議会 |
| (5) | 出演(敬称略):MEGUMI(タレント)、家田荘子(作家)、池上千寿子(NGO「ぷれいす東京」代表) |
| (6) | 趣旨:現在のエイズ発生動向や感染経路をふまえ、若者の性行動や予防、検査の重要性などエイズに関する正しい知識について、若者に人気の高いタレントと専門家のトークによって分かりやすく解説するもの。 |
| (1) | 日程:平成15年11月〜12月 |
| (2) | 場所:全国385の映画館 |
| (3) | 内容:「どんな人がHIVに感染するのか?」「HIV感染予防法は?」といった質問に対する若者の生の回答を紹介しながら、「正しい知識」を伝えていくもの。 |
| (4) | 協力:MTVジャパン |
| (1) | 放送日:平成15年11月30日 午前8:30〜9:00 |
| (2) | 放送局:TBSラジオ |
| (3) | 制作:内閣府 |
| (4) | 出演(敬称略):東ちづる(タレント、番組パーソナリティ)、岩室紳也(医師、(社)地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター長)、飯島愛(タレント、コメントのみの出演) |
| (5) | 趣旨:「世界エイズデー」をきっかけとして、感染者数が引き続き増加している状況と、現在の若者の意識についてもう一度考え、あわせて当日の午後に新宿で行われる街頭キャンペーンの告知を行う。 |
| (1) | 日時:平成15年12月13日(土)14:00〜18:00 (開場13:30) |
| (2) | 場所:住友ホール(新宿区) |
| (3) | 主催:財団法人エイズ予防財団 |
| (4) | 協力(予定):グラクソ・スミスクライン(株)、中外製薬(株)、日本ベーリンガーインゲルハイム(株)、萬有製薬(株)、ファイザー製薬(株)、ブリストル製薬(株) ほか(順不同) |
| (5) | 趣旨:社会環境の変化や若者の性意識・性行動の変化に伴い、エイズをはじめとした性感染症に感染するケースが増加しつづけている。そこで若者だけでなく父兄や教師をターゲットとして、それぞれの立場から性の現状やエイズについて積極的にディスカッションし、これらの問題を「自分自身」の問題として考えるとともに、エイズ予防の実行の契機とするものである。 |
| (6) | プログラム(いずれも敬称略、順不同): ア.講演[1]「エイズはこうすれば防げる! 〜正しいエイズ予防法伝授します〜」 岩室 紳也((社)地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター長) イ.対談「エイズ治療薬のシンポと薬剤耐性ウイルス」 満屋裕明(熊本大学医学部教授) V.S. 杉浦 亙(国立感染症研究所エイズ研究センター第2研究グループ長) ウ 講演[2]「そんなに若者が悪いのか!? 〜若者の性の現状と課題〜」 宮台 真司(東京都立大学助教授) エ ディスカッション「若者をエイズから守るには」 パネリストおよび参加者を含めたディスカッション 《コーディネーター》 ○ 小坂善治郎(宇都宮短期大学人間福祉学科教授) 《パネリスト》 ○ 水野 肇(医事評論家) ○ 杉浦 亙(国立感染症研究所エイズ研究センター第2研究グループ長) ○ 岩室 紳也((社)地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター長) ○ 宮台 真司(東京都立大学助教授) |