6 感染予防のための共通的事項

1) 器具の扱い
 器具類の清潔を保つよう心がけ、できるものはディスポーザブルとするか感染者専用とする。
 器具類の取扱いには十分注意し、破損やそれによる汚染により、取扱者や後処理を担当する物の汚染や刺傷などの障害が起こらないよう配慮する。
2) 注射針の扱い
 針刺し事故の大部分は、リキャップの際に発生している。このため、最近は、リキヤップをしない方法が一般的になりつつある。
 リキヤップをしない場合は、注射器ごとに所定の缶に入れ、オートクレープで減菌後処理をする。動脈採血等リキャップを必要とする場合、キャップスタンドなどを用いて、危険を避ける工夫をすること。

3) 着衣
 HIV感染者の診療や汚物処理、汚染器具の取扱いは、必要に応じ、予防衣、マスク、ゴーグル、グローブ(ラテックスあるいは手術用手袋)、長靴などを着用する。外傷等がある場合は、特にその部分を防水性の物で注意深く保護し、汚染しないよう配慮する。汚物、体液、排せつ物などを取り扱う場合はグローブなどを使用すること。
4) 汚物処理
 汚物は二重の袋に入れ、抱きかかえずにぶら下げて運搬する。また医療器具、ガラス破片など鋭利なものは医療廃棄缶などに入れ、ただちに搬送して焼却する。
 ただちに焼却できない場合は、消毒後所定の場所に保管し、できるだけ早期に焼却する。