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第9回アジア太平洋地域国際エイズ会議参加報告書

CAI(Campus AIDS Interface)学生代表
戸田 香名子

私の所属する団体、Campus AIDS Interface(以下CAI)では、若者に対するHIV/AIDS、性感染症の予防啓発活動を行っています。普段は代々木公園のイベントで出店しているのですが、今回は団体初の国際会議でのブース出店をしました。Asia Pacific Village(APV)では、アジア各国から、様々なテーマを持つ団体や組織が出店していました。若者、子ども、セックスワーカーなど、ターゲットも様々です。どのブースも、その国ならではの装飾がされており、アピールの仕方が工夫されていて、とても参考になりました。私達は今回のブーステーマを「日本のお祭り」とし、ヨーヨーすくいをしてもらい、それをきっかけにコミュニケーションを図ろうと試みました。予想通り、どんどん人が集まってきました。皆楽しそうに参加してくれて、多くの人と話す機会に恵まれました。啓発活動を行うにあたり、やはり最初の「きっかけ作り」は大切だと思いました。中でも、子どものHIV/AIDSをテーマにした団体の子どもたちと交流した時、日本ではこのような団体は見かけないので、新鮮でした。

オーラルセッションの中で、メディアによるピアエデュケーションを行っているユース団体がありました。インターネットやラジオで質問を受け付け、それに答えるという啓発方法です。インターネットの時代なので、この方法は有効だと思います。色々な情報が溢れている中、どの情報を信じたらいいのかわからなくなってしまうので、信用のあるサイト作りは大切です。また、ある参加者からの意見で、「私の国では殆どがイスラム教徒で、人前で性に関する発言は許されていない。このような文化の問題とも関わっていかなければならない。」と言っていた人がいました。日本は公の場での表現の幅が広く、性に関する啓発活動をする自由があるのは恵まれているな、と気付かされました。

今回の会議参加の報告を、今後の国内のイベントでパネル掲示し、より多くの人の目に触れて欲しいと思います。また、団体ブログでも報告し、国際会議の存在自体がもっと知られるようになればいいと思います。難しいかもしれないけれど、いつか夏の音楽イベントくらい有名になって、誰でもが参加したくなるようなイベントになって欲しいです。
 
国際会議は、今後の活動のモチベーションを高めるには最高の場です。国を越えると新たな発見があり、いい刺激にもなります。今回は、ヨーヨーすくいを通じて、沢山の笑顔を見ることができ、みんなで一緒にHIV/AIDSと向き合っていこうという気持ちが生まれました。会議で作った友達と、これからも仲良くして色々な情報交換をしていきたいと思います。参加して本当に良かったです。ありがとうございました。