世界エイズデー(12月1日)啓発キャンペーン
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平成24年度 世界エイズデーポスターコンクール審査結果
最優秀賞(各部門)
- 坂本 真綾さん
小学生の部
- 森下 琳加さん
中学生の部
- 吉井 茉夢さん
高校生の部
- 岡田 玄也さん
一般の部
※高校生の部 吉井 茉夢さんの作品が平成24年度「世界エイズデー」ポスターに選ばれました。
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平成24年度世界エイズデーポスターコンクール講評
審査員長 中島 邦信
本年度の「世界エイズデー」ポスターコンクールの応募は、小学生の部18点、中学生の部45点、高校生の部60点、一般の部104点の計227点でありました。
9月20日に第一次審査会を開催され、それらの中から小学生の部18点全て、中学生の部15点、高校生の部20点、一般の部19点が選ばれました。
10月3日に第二次審査会が開催され、部門ごとに最優秀賞1点、優秀賞2点、佳作3点が選ばれ、最後に最優秀賞作品の中から普及啓発用ポスターに使用する作品の選考が行われました。
以下、部門ごとに最優秀賞について簡単に選評を記します。
9月20日に第一次審査会を開催され、それらの中から小学生の部18点全て、中学生の部15点、高校生の部20点、一般の部19点が選ばれました。
10月3日に第二次審査会が開催され、部門ごとに最優秀賞1点、優秀賞2点、佳作3点が選ばれ、最後に最優秀賞作品の中から普及啓発用ポスターに使用する作品の選考が行われました。
以下、部門ごとに最優秀賞について簡単に選評を記します。
〈小学生の部〉
第一回目投票では票が分かれましたが、議論の結果坂本真綾さんの作品が選ばれました。レッドリボンの中に白人、黒人、日本人の3人の子ども、緑と青の地球、そこに「しることからはじめよう エイズのこと」という黄文字のコピー、必要なメッセージが全て入っています。子供たちの表情が良く、色使いも鮮やかで、小学校1年生の作品として完成度の高いものです。
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〈中学生の部〉
大野 蓮さんと森下琳加さんの作品が、最優秀賞を争いました。大野さんのハートの図案はユニークで、あたたかみがあって、印象も良かったのですが、エイズに限らず他のテーマにも使えるという汎用性が、逆にアピールを弱めてしまいました。森下さんの作品は男と女のマークがからみ合っていて、力強く、色使いも鮮やかで、インパクトがあります。通行人の目を引いた上で、「正しい知識を!Stop AIDS」という呼びかけは、ポスターとして機能を十分に果たしていると言えます。なお、入賞した作品以外にもいいものがあったのですが、英語のスペルが間違っており(goesがgoseとなっている)、残念ながら選に漏れました。初歩的なミスなので惜しい。今後注意して欲しいと思います。
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〈高校生の部〉
吉井茉夢さんの作品が一番手で来て、そのままゴールしました。手をつなぐ男女、コンドーム、V印、それらが「HIV」を形作り、ハートの中に浮かんでいます。アイデアがあって、全ての要素が盛り込まれており、デザインもきれいで安定感があります。
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〈一般の部〉
コンドームの形を1本の曲線で、シンプルに、大胆に表現した岡田玄也さんの作品が選ばれました。単純故の力強さが、衆目を集めるという点で傑出しています。ただ「わたしたちを守る境界線」というコピーが、感染者とそうでない人の境界線と受け取られて、感染者差別につながりかねないという指摘もあり、若干の懸念を含んだままの受賞となりました。
〈ポスター使用作品の選考〉
4部門の最優秀賞作品の中から、高校生の部吉井さんの作品が、ポスターとしてのわかりやすさとデザイン上のアイデアを兼ね備えているということで、比較的スンナリと選ばれました。一般の部岡田さんの作品については、アート性やデザインの完成度を評価する声が高かった反面、サブのコピーの文字やレッドリボンが小さく上品に処理されていて、ポスターとしてのパワーが十全に発揮できないといううらみが残りました。
趣旨
平成24年度「世界エイズデー」のポスターのデザインを、全国の小学校、中学校、高等学校に在学する児童・生徒及び一般を対象に募集する。
主催
公益財団法人エイズ予防財団
募集区分
(1)小学生の部 (2)中学生の部 (3)高校生の部 (4)一般の部
募集期間
平成24年7月5日(木)~9月6日(木)
募集内容
募集する作品は、一人ひとりがエイズ予防に取り組むことを訴えるものや、エイズ患者・HIV感染者への理解と支援を呼びかけるものとする。
応募点数
(1)小学生の部 18点
(2)中学生の部 45点
(3)高校生の部 60点
(4)一般の部 104点 合計 227点
(2)中学生の部 45点
(3)高校生の部 60点
(4)一般の部 104点 合計 227点
審査基準
選考は各審査員が優秀と認めた作品の中から、審査会で「エイズ予防」や「エイズ患者・HIV感染者への理解と支援」を視点として、表現内容や独創性などを考慮して入賞作品を決定する。
審査会
- 第1次審査会 平成24年9月20日(木) 13:30~16:30
- 第2次審査会(本審査会) 平成24年10月3日(水) 14:00~16:00
入賞作品
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入賞者
小学生の部
- 最優秀賞坂本 真綾 さん
- 加須市立樋遣川小学校 1年生
- 優秀賞鳥海 佑斗 さん
- 加須市立樋遣川小学校 3年生
- 優秀賞西野 日彩 さん
- 加須市立樋遣川小学校 1年生
- 佳作山口 莉穂 さん
- 加須市立樋遣川小学校 3年生
- 佳作田辺 大喜 さん
- 加須市立樋遣川小学校 2年生
- 佳作佐藤 光希 さん
- 加須市立樋遣川小学校 1年生
中学生の部
- 最優秀賞森下 琳加 さん
- 豊橋市立南部中学校 3年生
- 優秀賞知念 百香 さん
- 伊江村立伊江中学校 3年生
- 優秀賞大野 蓮 さん
- 相模原市立大野南中学校 1年生
- 佳作吉田 架奈江 さん
- 京都市立北野中学校 3年生
- 佳作森田 ひづき さん
- 伊江村立伊江中学校 1年生
- 佳作永田 優花 さん
- 豊橋市立羽田中学校 1年生
高校生の部
- 最優秀賞吉井 茉夢 さん
- 富山県立富山北部高等学校 3年生
- 優秀賞前田 亜花里 さん
- 富山県立富山北部高等学校 3年生
- 優秀賞高井良 未波 さん
- 佐賀県立有田工業高等学校 2年生
- 佳作松井 瑞穂 さん
- 富山県立富山北部高等学校 3年生
- 佳作西村 沙耶佳 さん
- 岐阜県立岐阜総合学園高等学校 3年生
- 佳作米村 里歩 さん
- 鹿児島県立隼人工業高等学校 2年生
一般の部
- 最優秀賞岡田 玄也 さん
- 学校法人専門学校 東京デザイナー学院
- 優秀賞玉井 貴大 さん
- 優秀賞田中 媛羽 さん
- 麻生情報ビジネス専門学校 北九州校 2年生
- 佳作羽賀 智哉 さん
- 学校法人専門学校 東京デザイナー学院 2年生
- 佳作宮本 彩香 さん
- 佳作栗林 卓矢 さん
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エイズ予防財団ポスターコンクール審査会 審査員(敬称略 五十音順)
- 審査員長中島 邦信
- 前職 (公社)ACジャパン常務理事
- 審査員大石 敏寛
- せかんどかみんぐあうと代表
- 審査員大渕 雪栄
- 厚生労働省健康局疾病対策課主査
- 審査員久野 義治
- AAA運営事務局監事
- 審査員嶋口 信義
- イラストレーター
- 審査員知念 希和
- 文部科学省スポーツ・青少年局
学校健康教育課学校保健対策専門官
- 審査員宮田 脩平
- デザイナー