世界エイズデー(12月1日)啓発キャンペーン
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平成25年度 世界エイズデーポスターコンクール審査結果
最優秀賞(各部門)
- 戸内 未芙さん
小学生の部
- 森下 航宇さん
中学生の部
- 隈﨑 彩美さん
高校生の部
- 原 絢子さん
一般の部
※一般の部 原 絢子さんの作品が平成25年度「世界エイズデー」ポスターに選ばれました。
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平成25年度世界エイズデーポスターコンクール講評
審査員長 中島 邦信
本年度の「世界エイズデー」ポスターコンクールの応募は、小学生の部32点、中学生の部153点、高校生の部230点、一般の部160点の計575点でありました。
9月19日に第一次審査会が開催され、それらの中から小学生の部13点、中学生の部26点、高校生の部21点、一般の部19点が選ばれました。
10月2日に第二次審査会が開催され、部門ごとに最優秀賞1点、優秀賞2点、佳作3点が選ばれ、最後に最優秀賞作品の中から啓発普及用ポスターに使用する作品の選考が行われました。
以下、部門ごとに最優秀賞について簡単に選評を記します。
9月19日に第一次審査会が開催され、それらの中から小学生の部13点、中学生の部26点、高校生の部21点、一般の部19点が選ばれました。
10月2日に第二次審査会が開催され、部門ごとに最優秀賞1点、優秀賞2点、佳作3点が選ばれ、最後に最優秀賞作品の中から啓発普及用ポスターに使用する作品の選考が行われました。
以下、部門ごとに最優秀賞について簡単に選評を記します。
〈小学生の部〉
議論を進める中で戸内未芙さんの『虫めがねの女の子』の作品に、「明るい」「ユニーク」「小学生らしくて良い」といった支持が集まり、結果、全会一致で決定しました。デザイン的にもはっきり明快で訴えかける力も強く、ポスターとしての機能を十全に備えた作品と言えます。
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〈中学生の部〉
油野佳奈さんのハートの作品と、森下航宇さんのコンドームを擬人化した作品がトップを競いました。『ハート』の方は「明るくてかわいい」「立体感があり完成度も高い」という評価、一方『コンドーム』の方はすっきりして分かりやすい作品であり、委員の一部からは「生々しい」との感想も出されました。しかしポスターとしてはそれが逆にインパクトとなるという意見も出て、結局メッセージ力の差で森下航宇さんの作品が選ばれました。
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〈高校生の部〉
この部門は票が割れて、議論が白熱しました。中島彩さんの男女の記号、隈﨑彩美さんのレッドリボンを支える男女、藤田茉林さんのレッドリボンを編む女性の3点にしぼられてからは、『男女の記号』のデザインアイデアの斬新さや、『編む女性』にある電話番号の有用性を推す声もありましたが、『支える男女』の完成度を評価する声が少しだけ高く、こちらに決まりました。
その作風には過去の受賞作品を連想させる部分もありますが、全体としてよくまとまった、注文の付けどころのない作品となっています。
その作風には過去の受賞作品を連想させる部分もありますが、全体としてよくまとまった、注文の付けどころのない作品となっています。
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〈一般の部〉
特定作品に票が集中して5作品が俎上に乗せられましたが、議論を重ねる中で、最後は髙﨑万由さんと、原絢子さんの2作品にしぼられました。
前者は相手にコンドームを差し出すという行動があり、ストレートな表現を評価する意見がありましたが、肝心の手の部分の色が薄くて目立ちにくく、それが惜しい評価となりました。 一方、後者は「ストップエイズ」を、コンドームを用いた交通標識でシンプルに表現しており、分かりやすく力強くもあり、大半の委員の支持を集めました。
前者は相手にコンドームを差し出すという行動があり、ストレートな表現を評価する意見がありましたが、肝心の手の部分の色が薄くて目立ちにくく、それが惜しい評価となりました。 一方、後者は「ストップエイズ」を、コンドームを用いた交通標識でシンプルに表現しており、分かりやすく力強くもあり、大半の委員の支持を集めました。
〈ポスター使用作品の選考〉
4部門の最優秀賞作品の中では、一般の部原絢子さんの作品が「アイデア」「分かりやすさ」「デザインとしての力強さ」で抜きん出ており、こちらに決定しました。実際この作品はベーシックデザインと呼んでもいい程で、このジャンルのポスターデザインにひとつの原型を与えた、そんな気さえします。ただし、下部のコピー“「大丈夫」。そう言う人ほど着けてない。”は、統計的、科学的根拠のないことを断定的に言うのは主催する側として問題があると判断したため、作者の了解を得て削除する扱いといたしました。
趣旨
平成25年度「世界エイズデー」のポスターのデザインを、全国の小学校、中学校、高等学校に在学する児童・生徒及び一般を対象に募集する。
主催
公益財団法人エイズ予防財団
募集区分
(1)小学生の部 (2)中学生の部 (3)高校生の部 (4)一般の部
募集期間
平成25年4月30日(火)~9月6日(金)
募集内容
募集する作品は、一人ひとりがエイズ予防に取り組むことを訴えるものや、エイズ患者・HIV感染者への理解と支援を呼びかけるものとする。
応募点数
(1)小学生の部 32点
(2)中学生の部 153点
(3)高校生の部 230点
(4)一般の部 160点 合計 575点
(2)中学生の部 153点
(3)高校生の部 230点
(4)一般の部 160点 合計 575点
審査基準
選考は各審査員が優秀と認めた作品の中から、審査会で「エイズ予防」や「エイズ患者・HIV感染者への理解と支援」を視点として、表現内容や独創性などを考慮して入賞作品を決定する。
審査会
- 第1次審査会 平成25年9月19日(木) 13:30~16:30
- 第2次審査会(本審査会) 平成25年10月2日(水) 14:00~16:00
入賞作品
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入賞者
小学生の部
- 最優秀賞戸内 未芙 さん
- 川崎市立井田小学校 6年生
- 優秀賞薄井 茉梨愛 さん
- 古河市立諸川小学校 6年生
- 優秀賞藤澤 汐里 さん
- 川崎市立井田小学校 3年生
- 佳作柏瀬 登博 さん
- 佐野市立城北小学校 5年生
- 佳作山崎 華佳 さん
- 岐阜大学教育学部附属小学校 5年生
- 佳作嶋田 水樹 さん
- 川崎市立井田小学校 3年生
中学生の部
- 最優秀賞森下 航宇 さん
- 豊橋市立南部中学校 1年生
- 優秀賞村山 れい さん
- 千葉市立小中台中学校 3年生
- 優秀賞油野 佳奈 さん
- 宇和島市立城北中学校 3年生
- 佳作尾木 睦実 さん
- 豊橋市立南部中学校 3年生
- 佳作南 咲来 さん
- 泉南市立信達中学校 3年生
- 佳作増元 遥香 さん
- 河内郡上三川町立明治中学校 2年生
高校生の部
- 最優秀賞隈﨑 彩美 さん
- 鹿児島県立隼人工業高等学校 2年生
- 優秀賞藤田 茉林 さん
- 岐阜県立岐阜総合学園高等学校 3年生
- 優秀賞中島 彩 さん
- 鹿児島県立隼人工業高等学校 2年生
- 佳作小川 留莉奈 さん
- 岐阜県立岐阜総合学園高等学校 1年生
- 佳作鈴木 春香 さん
- 常葉学園菊川高等学校 1年生
- 佳作林 さこ さん
- 神奈川県立弥栄高等学校 1年生
一般の部
- 最優秀賞原 絢子 さん
- 優秀賞岡 鷹平 さん
- 日本工学院八王子専門学校 2年生
- 優秀賞髙﨑 万由 さん
- 新潟総合学院 日本アニメ・マンガ専門学校 2年生
- 佳作池脇 弘年 さん
- 双葉学園福岡デザイン専門学校
- 佳作張 武洙 さん
- 佳作西村 萌 さん
- 麻生情報ビジネス専門学校北九州校 2年生
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エイズ予防財団ポスターコンクール審査会 審査員(敬称略 五十音順)
- 審査員長中島 邦信
- 前職 公益社団法人ACジャパン常務理事
- 審査員大石 敏寛
- せかんどかみんぐあうと代表
- 審査員何 英二
- 前職 株式会社電通クリエイティブ局
クリエイティブディレクター
- 審査員知念 希和
- 文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課
学校保健対策専門官
- 審査員広沢 誠
- AAA運営事務局事務局長
- 審査員宮田 脩平
- デザイナー
- 審査員山本 あや
- 厚生労働省健康局疾病対策課課長補佐