世界HIV予防連合は2017年にUNAIDSとUNFPAが主導して作られた組織で、2020年を目標年とするロードマップを公表していました。
　しかし、90-90-90ターゲットの達成を軸とするロードマップが、新規HIV感染の予防に期待通りの成果を上げることはできず、その反省の上に立って2025年を目標年とするロードマップが今年、新たに発表されています。
　新ロードマップは5つの予防の柱に焦点を当て、10項目の行動計画を示しています。それぞれの柱と行動計画については、その概要を説明した報告書『HIV Prevention 2025 Roadmap』の日本語仮訳をご覧ください。90-90-90ターゲットに変わる数値目標がいくつも掲げられ複雑な印象も受けますが、ひと言でいえば、治療の進歩を生かしつつ、流行の拡大要因となる社会的障壁にも目を向け、COVID19パンデミックの拡大という新たな事態も視野に置いて、より現実的な対応に戻った印象です。

原文（英語）はこちらでご覧ください。

　南アフリカでHIVプリベンション2025ロードマップ関連の会議が開催されました。その紹介をしているプレスリリースの日本語仮訳です。

原文（英語）はこちらでご覧ください。