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UNAIDS「COVID-19 時代の人権」(報告書)

 限られたエビデンスのもとで急性新興感染症に対応するには、社会の動きを止めるほどの痛みを伴う対策を選択せざるを得ない。わが国はいまその困難な現実を自粛と協力ベースで打開しようとしています。その中で、エビデンスを補い得るものがあるとすれば、それは過去のパンデミックから得た経験や認識を生かすことでしょう。
 国連合同エイズ計画(UNAIDS)の報告書『Rights in the time of COVID-19(COVID-19時代の人権)』はHIV/エイズの経験をもとに人権を重視する観点で提言を行っています。長い時間をかけて進行するHIV/エイズの流行から得られた教訓が、必ずしも急性感染症であるCOVID-19にはそのまま当てはめられないということも、部分的あるいは一時的にあるかもしれません。それでも、あふれるように流通する情報の受け止め方やコミュニティ参加を前提にした対策の有効性、そして未知の感染症に対する恐怖や不安に社会や個人がどう向き合い、何に配慮したらいいのかといった点で大いに参考になります。

『UNAIDS「COVID-19時代の人権」報告書』の日本語訳はこちらです。

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英文はUNAIDS公式サイトでご覧ください。
     

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