三類感染症

(1)腸管出血性大腸菌症
[定 義]
 ベロ毒素(Verotoxin、VT)を産生する腸管出血性大腸菌(enterohemorrhagic E.coli、EHECあるいはShigatoxin-producing E.coli、STEC)の感染によっておこる全身性疾病である。

[臨床的特徴]
 臨床症状はその血清型により差異があるが、一般的な特徴は腹痛、水様性下痢および血便である。嘔吐や38℃台の発熱を伴うこともある。さらにベロ毒素の作用により溶血性貧血、急性腎不全をきたし、溶血性尿毒症症候群(Hemolytic Uremic Syndrome、HUS)をひきおこすことがある。小児や高齢者では痙攣、昏睡、脳症などによって致命症となることがある。

[報告のための基準]
 ○ 診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、以下の方法によって病原体診断がなされたもの。
  (材料)患者便等

[備 考]


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